よしこパンの雑記帳

本とか場所とかいろんなおすすめを紹介していくブログ

にきび治療にまつわるあれこれ、いちばん効果があったもの

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初めてのにきび

わたしのニキビとの付き合いはかれこれ15年ほどだ。

初めてできたのは12歳の春、薬局で売っているティーン向けの化粧品で隠すようになった。

成長するにつれて、にきびは額とこめかみにもできるようになった。しかも痛いやつが。

それにともなって、鏡を見るのも、家族で写真を取られるのも嫌になった。わたしにとって思春期とはにきびとの戦いだった。

 

にきびとの戦い開始

にきびを治すために、まずは薬局でいろいろなものを試した。クレアラシル、オロナイン、オードムーゲ、等々。薬を塗っている間にも次々と新しいにきびは発生し、まるで顔の下でマグマが煮えたぎっているようだった。

薬局では効果が得られず、次に試したのが、プロアクティブだ。大々的に宣伝されていて期待値も高かったが、刺激がものすごく強かった。たしかアメリカ発祥の商品だったように思う。2週間ほど使って、あまりにも顔が痛くなったので中断した(説明書にはその痛みが菌をやっつけている証拠とか書いてあった記憶が・・・)。

大学に入って、にきびは頰にもできるようになった。これでにきびのない地帯は鼻筋だけになった。皮膚科でもらった抗生物質の塗り薬もそれほど効果なし。

こうなったら身体の内側からアプローチだと、漢方薬を処方してもらい、一年ほど続けた。これは少し効果があった。

にきびの出来る頻度が収まり、にきび跡がだんだんと薄くなっていくころ、就職をした。

環境が変わると、またにきびの発生頻度が増えた。しかも、なぜか眉間によくできた。まるで大仏だ。

給料をもらうようになったので、少々奮発して皮膚科のピーリングに行くようになった。1回1万円程。ただ、跡が薄くなっても新しく出来るのでイタチごっこだった。

 

にきびは身体からのメッセージ?

この頃から、スピリチュアル系の本にハマるようになった。

その中で面白い考え方に出会った。リズ・ブルボーというカナダ女性が提唱する「身体の症状は全て無意識の自分からのメッセージ」というものだ。

その人曰く、にきびは、人に自分の顔を見られたくない、人を遠ざけたいという気持ちが作り出しているらしい。自尊心の低さの現れで、そのため周りを意識しだすティーンエイジャーによく出来る。大人になってもにきびができるのは、自尊感情が不足しているから。

ーーたしかに、にきびが出来ると人の顔をまともに見られなかった。顔を見られたくないから自分でにきびを作ったというのか。

いろいろ検索すると、他にも同じようなことを唱えている人をみつけた。

おのころ心平さんという方は、にきびの出来る場所で考え方のクセが分かるという。

例えば、顎にできるにきびは、自分に自信がない、卑屈さの現れ。額は、母親との関係に問題がある。頬にできるのは、愛情を、とくに異性からの好意を受け取れない。などなど。

どれも納得した。納得しても、だからと言ってにきびが治る訳ではなかった。

 

グルテンフリー

のちの旦那となる男性と付き合い始めた頃、彼からグルテンフリーという食事療法のことを聞いた。

グルテンフリーは、小麦粉に含まれるグルテンを摂取しない、という療法。グルテンはタンパク質の一種で、このお陰でパンやピザのもちもちした食感が出せる。ただ、現在使われている小麦のほとんどは品種改良されたもので、もともと自然界に存在していた原種に比べてグルテンの含有量がとても多い。その過剰なグルテンが腸に炎症を引き起こすと考えられているおり、不快な諸症状の原因と考えられている。

実践すると、たしかに皮膚が綺麗になっていった。かつ、痩せた。にきびの出来ることも明らかに減った。あとはいかに跡を治すかという段階に入った。

 

やはり、病は気から?

グルテンフリーは明らかに効果があった。だが、にきびが出来にくくなっても、跡が残っている。私が目指しているのは、子どものように完全に健康な皮膚だった。

現状維持を保ちながら、また模索の日々。

小麦を食べないことを貫くのはけっこう大変だ。街中で提供される食品のほぼ全てには、小麦が含まれている。和食に徹し(普通の醤油にも小麦が含まれているので、小麦のない醤油を買わねばならない)、人付き合いでも自分の意思を固く持たないといけない。たまに食べてしまい、にきびの出来るのを恐れるという、精神衛生的によろしくない日々を送った。

そもそも、ふつうに小麦をたべて肌が綺麗な人がいるのに、どうして私は平気じゃないんだろう?体質の違い? 嗚呼、パンやケーキがめちゃくちゃ食べたい。

そして、理想とはほど遠い肌で、結婚式を執り行い、実家を出た。

旦那と暮らすようになると、どうしてもグルテンフリーを出来ない時がある。だが、小麦を食べてもそれほど肌が荒れないようになった。というか、食べているうちに耐性がついたのかもしれない。

にきびに怯えて厳しく食事制限するより、ふつうに食べてそれほどにきびが出来ないのなら、ふつうに小麦を楽しんだらいい。かくして3年ほど続いたグルテンフリー生活はゆるやかに終了した。

 

やっと出会えた運命の洗顔

もう少し綺麗になれる可能性を探っていたある日、Twitterからとある洗顔料の存在を知った。

それは米ぬかを原料にしたクレンジング洗顔料で、原材料が本当に米ぬかと小麦(!)のみ。実際に使ってみると、匂いは米ぬかそのものだし、泡は立たないし、顔に傷があったら死ぬほど滲みる。が、これが効くのである。洗い上がりが大げさじゃなくツルっツル、1度使っただけでキメが整い、続けていると肌がワントーン明るくなったような気がする。そしてにきびの治りが早い。(気がするんです)

今までクレンジングして洗顔してという2段階だったのが、これだと1度で済むのもありがたかった。今まで使った中で、この洗顔料が今現在のわたしの中ではベストである。

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みんなでみらいを / 100%無添加 米ぬか酵素洗顔クレンジング

 

結果、何が最も効果があったか

今までいろいろと試してきて、結局何が1番効いたのか。

結論から言うと、ストレスを減らすことである。

なんともつまらない結論だが、今までを振り返ってみると、ストレスが減れば減るほどにきびは出来なくなった。原因となるストレスは具体的にいうと自分を恥ずかしく思う気持ち。

「にきびは身体からのメッセージ」論は、眉唾のようでいて、自分と照らすと本当にそうなのかもしれないと思う。

そして米ぬか洗顔。米ぬかはやっぱり肌が綺麗になる気がする。

さらに、にきびを気にしないこと。にきびが出来てもその存在を無視する。忘れるよう努める。人と会っているときも「わたし、にきび面で醜いよな〜・・・」とか思ってしまうのを止める。するといつのまにか治っている。

これらが、わたしの経験から得た現時点での1番の治療法である。

以上、もしここまで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。